【二子玉川美容室】植物カラーって何?メリットとデメリットを詳しく解説。

髪の毛をおしゃれに色付けるのに欠かせないカラーリング。

明るくすることで華やかな印象になりますし、逆に暗くすることで落ち着いた大人な雰囲気にもなります。

その時に活躍するのが「アルカリカラー」と呼ばれるもので、

髪色を明るくする「脱色」の力と

色素を足す「染色」の力を同時に兼ねそろえていて、

一番ポピュラーなカラーリングと言っても過言ではありません。

 

しかしながらアルカリカラーはダメージが伴ってしまうのも事実。

今回はそんなアルカリカラーとよく比べられる「植物カラー(ボタニカルカラー)」について

詳しく解説していきます。

 

「アルカリカラーと何が違うの?」

「ダメージはする?」「どんな人におすすめ?」

こういった疑問にお答えしますね。

 

 

店長 関谷

正しいカラー知識を付けてあなたに合ったカラーの種類を選びましょう!

この記事でわかること

・植物カラーの特徴

・植物カラーの向いている人・向いていない人

・植物カラーをする上での注意点

・カラー剤のそれぞれの特徴

【二子玉川美容室】植物カラーって何?メリットとデメリットを詳しく解説

そもそも植物カラー(ボタニカルカラー)って何?

植物カラー(ボタニカルカラー)とはその名の通り

「草木・葉っぱ・花」などの天然成分をカラー剤に含んだカラーです。

オーガニックに特化して頭皮や毛髪にかかる負担を減らし、安心安全に染められるカラーとして人気です。

また、植物の力で「髪にハリが出てきた」「艶髪になって周りから褒められた」なんて声もあるほど、

植物カラーは髪の健康を意識する世代にとって重要な役割を果たしてくれます。

 

では「アルカリカラー」と一体何が違うのでしょうか?

以下で詳しく解説します。

 

アルカリカラーと植物カラーの違い

結論から申し上げますと、アルカリカラーと植物カラーの大きな違いはカラー剤にふくまれる「脱色」の力の有無です。

簡単に説明するとブリーチ剤が含まれているか?、いないか?の違いになります。

先述した通り「アルカリカラー」には

脱色(ブリーチ)の力染色の力を同時に行うことで鮮やかな色に染めることが可能になります。

狙ったトーンに合わせたブリーチの力で「色を抜きながら染める」というのがアルカリカラーの仕組みです。

 

一方で植物カラーにはブリーチ力が全くないので、そもそも黒髪(自毛)を明るくトーンアップすることは出来ません。

しかしそのおかげで髪や地肌への負担が圧倒的に少なく髪がダメージしてしまう心配もありません。

形状もアルカリカラーのように1剤2剤をブレンドする物ではなく、植物染料とお水を混ぜて作ります。(vitaでは天然水を使用)

つまり植物カラーは白髪部分(既に色素が無くなっている部分、もしくは色が抜けて明るくなっている部分)にのみ発色するので

髪の毛を全体的に明るく染めたい方・ハイライトやメッシュがしたい方には向きません。

 

あくまで「根元の白髪部分を植物の力で優しく染めたい方向け」のカラーになります。

 

 

 

 

また、上の髪色を参考にするとアルカリカラーはブリーチの力を使ってトーンをいくらでも上げられるのに対し、

植物カラーは6~7レベルまでが限界です。(※あくまで白髪部分をしっかり染めるという目的に対して)。

 

色味の種類も少ない

また、色味のバリエーションが豊富なアルカリカラーに対して植物カラーはあまり色味の種類は多くありません。

アルカリカラーのようにアッシュ系・マット系・などといった流行りの色味はなく、あくまで「こげ茶色」「うす茶色」「黒」といった表現が植物カラーの特徴です。

店長 関谷

vitaでは漢方やハーブをブレンドした「和漢カラー」「バーブカラー」などもご用意しております

一度行うとチェンジが難しい

植物カラーの色味は深いお色が特徴です。これはアルカリカラーの黒染めも同じですが

暗い色素がしっかり入った髪を明るくするのは困難です。

アルカリのハイトーン剤やブリーチ剤などを使用して色素を抜かなくてはいけません。

その分髪に負担がかかってしまうのでおすすめできません。

店長 関谷

以上のことからvitaでは植物カラーを行う方には植物カラーを続けて頂くことをお約束とさせて頂いてます。
アルカリカラーと植物カラーを行ったり来たりは原則として行ってはいません。その点をしっかりカウンセリング時にお伝えして納得がいって頂いてから施術に入ります。

パーマなどとの相性は良い

アルカリ剤がダメージを伴うというのはカラーに限ったことではなく、パーマや縮毛矯正も同じです。

現在、ダメージレスな酸性パーマや酸性ストレートなども注目されていますが、(※当店では行っていません)

アルカリカラー×アルカリパーマの施術はかなりの髪への負担になります。

植物カラーはアルカリの科学の力は使わずに、あくまでも根元の白髪を天然成分で染める物になるので他の施術との相性も◎

植物カラーが向いている方

以上のことをふまえて植物カラーが向いている方・向いていない方をまとめると以下のようになります。

  • 髪の明るさより髪の毛の健康にこだわる方
  • 地肌、髪の毛のダメージが気になる方
  • 明るくする予定のない方
  • 黒髪やダークトーンがお好きな方
  • 色味のこだわりも少ない方
  • パーマや縮毛矯正も行っている方(その予定がある方)

植物カラーが向いていない方

  • 明るく染めたい方
  • 季節や気分によって色味を変えたい方
  • ハイライトやメッシュを行っている方(その予定のある方)

その他カラー剤の種類と特徴

カラーの種類特徴・メリットデメリット
アルカリカラー髪の色を自由に染められる
気分を変えたい、黒髪も白髪も同じ色で染めたい方に最適
繰り返すことでダメージ大/刺激臭がある
地肌の敏感な人には滲みる/ジアミンかぶれの方はNG
カラーリンス自宅で15分程度放置で染められるものが多い
ダメージはない/白髪のみ染まる
回数を重ねるごとに染まるので、少しずつ白髪を目立たせなく出来る
しっかりとは染まらない
(ぼかし程度と思った方が良い)
その他のカラーが染まり辛くなる。
パーマのかかり具合にむらが出やすい
ヘアマニキュアダメージはない/艶が出る/髪を保護する
アレルギーはない(根元ギリギリは染めないので)
根元は白髪が残る
色持ちはあまり良くない
とれてくるときしむ
ヘナダメージがない
白髪がオレンジ色に染まり軽く見える
艶・ハリコシが出る
ジアミンかぶれの心配なし
きしむ、ごわつく、臭う
違う種類のカラー剤に変え辛い
パーマのかかりが悪くなる
色も限定されている
染めるのに時間がかかる
(放置時間およそ40分~)
植物カラー髪や地肌にダメージなく染められる
繰り返すと艶やハリコシが出てくる
パーマ・縮毛矯正もかけられる
細毛/抜け毛対策
ジアミンかぶれの方はNG
髪を明るくは出来ない
色はブラウン系
アルカリカラーに戻し辛い

まとめ

いかがでいしたか?

植物カラーのイメージがついたのではないでしょうか?

まとめると植物カラーは「明るくは出来ないけどこげ茶色くらいで十分という方におすすめのダメージレスカラー」です。

やればやるほど髪にハリコシが出てきますし、何よりダメージを気にせず染めることが出来るので、カラーの頻度が多い方でも安心です。

vitaでは今回説明した「植物カラー」の他に、髪の色素細胞を守るアルカリカラー「白髪抑制カラー」というカラーもオススメしています。今度そちらも別で説明しますね。

https://hair-vita.com/color-reviw <白髪抑制カラーについて>